福島ダイアログからのニュースレターです。
福島ダイアログ Fukushima Dialogue Newsletter
 NPO福島ダイアログからのNewsletterをお届けします。
 活動の様子に加えて、福島の復興関連情報や海外の交流組織の様子などもお知らせしていきます。
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 どうぞよろしくお願いいたします。
 
《今号の内容》
  1. 2022年度活動報告と23年度活動予定
  2. 2023〜24年度 理事ご紹介
  3. 第25回福島ダイアログ開催にあたってのアンケートのお願い(7/8〆切)
  4. 新規ご入会・ご寄付ページ設置のお知らせ
  5. あとがき
2022年度活動報告と23年度活動予定
 
 2023年6月14日NPO福島ダイアログ総会が開催され、2022年度活動と2023年度の活動予定が報告されました。
 
2023〜24年度 理事ご紹介
2023年度〜2024年度の理事が選任されました。
理事一同、福島の将来に寄与するよりよい活動をしてまいりますので、よろしくお願いいたします。

理事メンバーは以下の6名になります.

  • 理事長 鎌田陽子:安東量子  福島のエートス
  • 副理事 菅野源勝 NPO山木屋お気軽ネットワーク
  • 副理事 金井裕美子 山木屋ボランティアグループ
  • 理事  半澤隆宏 元伊達市役所
  • 理事  遠藤眞也 末続地区ふるさとを守る会
  • 理事  ジャック・ロシャール 長崎大学
    *ジャック・ロシャール氏(長崎大学)が新理事として承認されました.

監事は以下の2名になります.

  • 監事  仁志田昇司 元伊達市長
  • 監事  平岡英治 東北大学特任教授(非常勤)
第25回福島ダイアログアンケートのお願い(7月8日まで)
 第25回福島ダイアログは、10月14日15日に〈原子力災害後に「共に生きる」〉をテーマとして開催する予定です。以下の目的に沿ってプログラムを作成していく予定ですが、どのような内容にするか、関心をお持ちの皆様のご意見をお伺いしながら考えていきたいと思っています。Googleフォームによるアンケートを作成しました。
 よりよいダイアログにするために、ご協力をいただけますとありがたいです。
 昨年11月に開催した第24回福島ダイアログでは、福島県内の復興にたずさわる20代の方たちに集まってもらい、現在の復興状況についての考えを共有しました。多くの点が議論されました、そのなかには、ハード面のインフラの復興が想像以上に早く進んでいることへの肯定的な評価とともに、それがもたらす変化の大きさへの戸惑い、また、復興のイニシアチブをとっている行政と、地域の人たちの意思疎通の難しさも語られました。被災地を取り巻く社会的条件がこの12年の間に劇的に変化するなかで、地域の人たち同士、被災地内で活動している団体や個人の間でも状況を共有することが困難である状況が浮かび上がりました。

 2011年以降、原子力災害によって社会に大きな亀裂が生まれ、社会が分断したことはくりかえし指摘されてきました。ダイアログでの語りからは、社会にひとたび入った亀裂は、時間の経過によって自然に消え去るのではなく、口をつぐむことによって表面上見えなくなっているだけであること、そして、被災地の社会条件が、避難指示の解除などによって変わるたびに、さらに新たな分断が上乗せされ、現れてくる状況も明らかになりました。
 
 そうしたなか、参加者のなかからは、地域の将来について誰かに決められるのではなく「一緒に考えたい」、そして自分たちも福島の一員として地域の将来を「一緒に作りたい」との希望が表明されました。そして、そのためには、すべての関係する人たち(ステークホルダー)がそれぞれの意見を共有し、現在と将来の課題に対応するための解決策をともに模索する枠組みを作っていく必要があることが指摘されました。

 幸せに生きたいという願いは、私たち皆が共有するものですが、それは他の人たちと一緒にあって初めて叶うものです。私たちが日々暮らしていく上で、「共に生きる」ことから逃れることはできません。そのことの大切さは、原子力災害のときに経験した困難のなかでとりわけ明らかになりました。

 第25回福島ダイアログでは、「原子力災害後に共に生きる」ことについて、参加者の皆さんとじっくりと考え、放射能に影響を受けた地域特有の状況のなかで、共に幸せに生きたいという願いを叶えるためになすべき、よりよい決定はどうあるべきかを考える機会にしたいと思います。 してください。
新規ご入会ご寄付ページ設置のお知らせ

 これまで「わかりにくい」とご指摘をいただいていたご入会とご寄付申し込みページを 「Syncable」のサービスを利用して設置いたしました。
 より便利に、またわかりやすくご利用いただけるようになりました。

 今年度から、国外との提携も含めて、より活動を充実させていきたいと思っています。    
 引き続き、応援をいただきますようお願いいたします。
あとがき
 
 昨年度より、NPO内で今後の活動の方向性についての議論を進めてきました。
きっかけは昨年行ったダイアログの議論から、福島の復興シーンが長期にわたることは確実であることがはっきりと見えたこと、事故時には未成年であった世代も復興にかかわるようになってきたこと、それにもかかわらず、復興の方向性が見えておらず、多くの人が困惑を抱いたままになっていることなどの現状が見えてきたことによるものでした。
 2011年の事故直後から続いてきている「福島ダイアログ」という場を残し、今後も続けることは、事故当時とその後の混乱を経験した世代の責務であるようにも感じています。
 福島の未来が多くの人に開かれたものとなるために、「福島の未来をみんなで創る」ことをテーマに、より充実した活動となるようにしていきたいと思っています。
 (安東)
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, いわき市, 福島県 Japan


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